硬いものを食べるのはいいこと?「噛むこと」について

こんにちは。
綾瀬デンタルクリニック、院長の髙橋です。

皆さまは「硬いものを食べると顎が鍛えられる」と聞いたことはありませんか?
硬いものを噛むことは、本当に顎にとって良いことなのでしょうか。

今回は、硬いものを噛むことについてお話しします。

「よく噛むこと」の大切さ

成長期のお子さまにとって「噛み応えのあるものをよく噛む」ことはとても大切です。
上顎は小学校低学年~中学年頃、下顎は中学生~高校生頃に成長します。
やわらかいものばかり食べていると、顎の骨が十分に成長せず、歯が生えるスペースが狭くなってしまいます。その結果、歯並びが悪くなったり、噛み合わせに問題が生じたりします。
成長期に噛み応えのあるものをよく噛むことで、顎の骨や筋肉の成長が促され、顎を健康的に鍛えることができます。そのため、いろいろな硬さの食べ物をバランス良く食べることを心掛けましょう。

硬いものを食べ過ぎると…

一方で硬いものばかり食べていると、歯に大きな負担が掛かり、欠けたりひびが入ったりするリスクが高まります。
さらに、歯の根元にひびが入り、そこから感染が起きてしまうと、抜歯が必要になることもあります。
また硬いものを噛むことで顎の筋肉を使い過ぎて、肩こりや頭痛、顎関節症などの原因となることもあります。
そのため、硬いものの食べ過ぎには気を付けましょう。

噛む回数を増やそう

大人も子どもも、「硬いものを食べること」よりも「噛む回数を増やすこと」が大切です。
噛む回数を増やすことで、顔の骨や筋肉がしっかり動き、血流が良くなります。また、脳への血流も良くなり、脳の働きが活発になります。
よく噛むことは、反射神経や集中力、記憶力や判断力を高め、老化や認知症の予防にも効果的です。
さらによく噛んで食べることで、脳の満腹中枢がはたらいて食べる量が少量でも満足感を得やすくなるため、食べ過ぎを防ぎ肥満の予防にもつながります。
1口につき30回以上を目安に、よく噛むことを意識しましょう。

よく噛むメリット

噛む回数が増えると、唾液の分泌が促進されます。
唾液には、消化を助ける消化酵素(アミラーゼ)や、食べ物を包み込んで喉や食道を守るムチンといった成分が含まれています。
また、唾液には食べかすや細菌を洗い流す自浄作用もあり、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
このように、唾液にはお口の健康を守る働きがあります。

まとめ

硬いものを食べ過ぎると、歯や顎に負担が掛かり、肩こりや頭痛、顎関節症の原因になる恐れがあります。硬いものを食べることよりも、さまざまな食べ物をよく噛んで食べることが大切です。
当院では、顎関節症の治療をはじめ、お子さまの歯の健康や成長を考えた食事指導も行なっています。気になる方はお気軽にご相談ください。

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