何気ない習慣がもたらす歯への悪影響
桜栄会綾瀬デンタルクリニック
こんにちは。
綾瀬デンタルクリニック、院長の髙橋です。
皆さまは、ついつい無意識にやってしまう習慣はありますか？
その習慣は、歯やお口にとって悪影響を与えているかもしれません。
今回は、普段うっかりやってしまいがちな「悪習慣」についてご紹介します。
毎日の歯みがき、正しくできていますか？
「歯みがきは、ゴシゴシと強く磨いた方が汚れが落ちる」と思っている方も多いのではないでしょうか？
しっかり磨いて歯をきれいにしようとすると、つい歯ブラシを持つ手に力が入ってしまいます。
しかし、強い力で磨き続けると、歯や歯ぐきを傷付けてしまうことがあります。
それだけではなく、「歯ぐきが下がる」「歯ぐきが盛り上がる」「歯の根元の一部が歯ぐきに沿って欠ける」などのトラブルを引き起こすことがあります。
歯ブラシは鉛筆を持つように握り、「歯ブラシの毛先が開かない程度の力」で軽く小刻みに磨くことが大切です。
つまようじが炎症の原因になることも
食後につまようじを使っている方も多いでしょう。
しかし、挟まった汚れを無理に取ろうとしてつまようじを歯ぐきの中へ押し込んでしまうと「歯ぐきの炎症の原因」になることがあります。また、歯のすき間のサイズに合わないつまようじを使用して歯ぐきを押し込んでしまい、歯間が広がってしまうリスクもあるので注意が必要です。なるべく歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。
歯にとって負担になる癖
氷をガリガリ食べたり、開けにくい袋を歯で開けたり、洋服のタグなどの糸を歯で切ったりすることはありませんか？
歯にいつも以上の力を掛けたりすると、大きな負担が掛かります。その結果、「虫歯や歯周病にかかりやすくなる」「歯にひびや亀裂が入り欠けやすくなる」「歯痛に悩まされる」などのトラブルをもたらします。
歯に大きな負担を掛けることは、避けましょう。
歯みがきの後に飲んでも大丈夫？
歯みがき後に飲み物を飲んでも大丈夫なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。
ブラックコーヒー
糖分が含まれていないためそれほど問題はありませんが、コーヒーにはポリフェノールが含まれているため、「歯の着色汚れの原因」になります。
ミルクコーヒー
砂糖や牛乳入りのものは、糖分によって虫歯菌の増殖を促す恐れがあるため、おすすめできません。
牛乳
糖分の一種である乳糖が含まれているため、虫歯菌の増殖を促す恐れがあるため、おすすめできません。
緑茶
糖分が含まれていないためそれほど問題はありませんが、緑茶にはタンニンが含まれているため「歯の着色汚れの原因」になります。
歯みがき後は、できるだけ「水」を飲むように心掛けましょう。
子どもの悪習慣に気づこう
子どもの場合、以下のような習慣や癖はありませんか？
- 食べ物をよく噛まないで飲み込んでしまう
- 指しゃぶり
- 下くちびるをよく噛む
- ほおづえをつく
このような癖がある場合は、小さいうちに治すことが大切です。歯並びやかみ合わせ、骨格のゆがみなど、成長に悪影響を与えてしまう可能性があります。
まとめ
いかがでしたか？
普段の何気ない習慣によって、顎関節症などを引き起こすこともあります。
当てはまる習慣が無かった方でも、ご自身では気付いていない場合があります。
歯科医院では、お口の中を診ることでその方の癖がわかります。気になる方はお気軽にご相談ください。
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