こんにちは。
綾瀬デンタルクリニック、院長の髙橋です。

12月26日は「プロ野球誕生の日」とされています。
この日は、1934年に日本で初めてのプロ野球球団「大日本東京野球倶楽部」（後の読売ジャイアンツ）が誕生した日です。またこの年、野球の神様と称されるベーブ・ルース選手がアメリカ選抜選手として来日し、日本の野球界に大きな刺激を与えました。
今回はこの日にちなみ、野球をはじめとするスポーツと歯の健康の関係についてお話しします。

奥歯の力がパフォーマンスを左右する

スポーツ選手にとって、奥歯での「噛みしめ」はとても重要です。
ボールを打つ瞬間や走り出す一歩目の瞬発力など、スポーツでは一瞬で大きな力を発揮する必要があり、その際に奥歯をしっかり噛みしめることが多いのです。
ある研究によると、噛みしめたときに奥歯にかかる力は、自身の体重に匹敵するほど強力であることが分かっています。
※普段の食事の際に奥歯にかかっている力（咀しゃく力）は、およそ10～20kg程度であるとされています。

この「噛みしめ」においては、奥歯や噛み合わせのバランスも重要です。
奥歯の噛み合わせが左右で均等でないと、体にかかる力が偏ってしまい、スポーツのパフォーマンスにも悪影響を及ぼすことがあります。奥歯をしっかり噛みしめられることが、力強いプレーや持久力を支える大切な要素になります。

虫歯予防で強い奥歯を保とう

スポーツ選手にとって、奥歯の健康を維持することはパフォーマンスに直結します。
もし虫歯があると、痛みや違和感で思うように奥歯を噛みしめられず、集中力や力強さに影響します。また、虫歯が進行すると抜歯が必要になり、さらに噛み合わせのバランスが崩れる可能性も。
こうした状況を防ぐためにも、毎日の歯みがきやデンタルフロスの使用はもちろん、定期的な歯科医院での検診が欠かせません。

当院では、スポーツを楽しむ皆さまの健康をサポートするため、虫歯の早期発見・治療に努めています。
虫歯が原因で思うようなパフォーマンスを発揮できなくなることがないよう、普段からのケアを心掛けましょう。

噛み合わせのチェックも重要

運動能力を最大限に引き出すには、噛み合わせの良さも欠かせません。噛み合わせが悪いと、体のバランスが崩れやすくなり、首や肩、腰にまで影響が及ぶことがあります。特に体全体を使ってプレーするスポーツでは、体の一部に負担が偏ることでケガのリスクも高まります。

「これからスポーツを頑張りたい」「パフォーマンスをさらに向上させたい」という方は、かかりつけの歯科医院などで、噛み合わせのチェックを受けることもオススメです。当院でも、皆さまの健康とスポーツのパフォーマンス向上をサポートするため、噛み合わせの確認や必要なケアについても丁寧にアドバイスを行なっています。

健康な歯で、スポーツを楽しもう

スポーツに取り組む上で、歯の健康は重要な要素です。
実力を最大限に発揮し、競技生活を楽しむためにも、定期的な歯科検診や虫歯予防を心掛けましょう。