大切にしたい奥歯と歯の寿命について

こんにちは。
綾瀬デンタルクリニック、院長の髙橋です。
皆さまは「歯の寿命」について考えたことはありますか?
歯はしっかりとケアを続ければ一生使い続けることも可能ですが、実際には体の寿命よりも短くなってしまうことが多いのです。
特に奥歯は汚れがたまりやすく、他の歯に比べて寿命が短くなりやすいのが特徴です。
今回は、歯の寿命についてお話しします。
歯の平均寿命
厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命はおよそ50~65年とされています。
中でも奥歯は、前歯よりも約10年以上寿命が短いといわれています。
日本人の平均寿命は男性で約80歳、女性で約86歳です。仮に10歳頃に歯が生えそろうと考えると、体の寿命と歯の寿命には、20年以上の差が生じることになります。
歯を失う原因
歯を失う原因の約7割は「虫歯」と「歯周病」です。
特に奥歯は歯ブラシが届きにくく、歯垢(プラーク)がたまりやすいため、虫歯や歯周病になりやすい場所です。
奥歯の大切な役割
奥歯があることで、食べ物をしっかりと噛み砕くことができます。
食事の際、奥歯には自分の体重と同じくらいの力がかかるといわれています。
そのため奥歯を1本失うだけで噛む力は約30~40%も低下し、食べ物の消化や吸収も悪くなってしまいます。
奥歯を失うと、体全体の健康にも悪影響を与えます。
まとめ
奥歯は磨きにくいため、汚れが残りやすく、虫歯や歯周病のリスクが高い場所です。
そのため、毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期検診やクリーニングを受け、病気の早期発見と予防に努めましょう。
当院では、定期検診やクリーニングのほか、歯みがき指導も行なっています。
正しいセルフケアの方法について知りたい、という方はぜひお気軽にご来院ください。
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