歯みがき剤のフッ素とフライパンのフッ素は同じフッ素?

こんにちは。
綾瀬デンタルクリニック、院長の髙橋です。
皆さまは「フッ素」をご存じですか?
フッ素(フッ化物)配合の歯みがき剤を使っている方も多いのではないでしょうか。
フッ素(F)は自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。
また、歯みがき剤や食品以外にも、フライパンの「フッ素加工」などもあります。
フライパンのフッ素加工と歯みがき剤のフッ素は同じものなのか、気になったことはありませんか?
今回はこの「フッ素」についてご紹介します。
歯みがき剤のフッ素とフライパンのフッ素は一緒?
歯みがき剤に入っている「フッ素」はフッ化ナトリウム(NaF)などを指します。これは水に溶けた時にマイナスイオンになる『無機フッ素化合物』と呼ばれているものです。
一方、フライパンの焦げ付き防止や自動車のコーティングなどに使用する「フッ素」は、『有機フッ素化合物』と呼ばれる別のものです。同じフッ素でも、成分はまったく異なります。
歯科医院でのフッ素塗布は、歯のエナメル質を強化し、再石灰化を促進させる効果があります。フライパンと違い、コーティングして長期間歯を守るわけではないので、毎日の歯みがきでケアをしてあげる必要があります。
まとめ
忙しくて食後に毎回歯みがきをする時間がないという方には、手軽に使用できる洗口剤がおすすめです。ご自身の生活習慣に合わせて、毎日のケアに取り入れやすい方を使用しましょう。
フッ素は虫歯予防に効果的ですが、正しい歯みがきができていないと十分な効果を発揮できません。当院ではフッ素塗布のほか、正しい歯みがき方法についてもお伝えしています。気になった方はぜひお気軽にご相談ください。
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